介護同居でボソボソつぶやく

高齢母との同居生活について個人的にボソボソ呟いてみてます。

介護同居48日目

また妄想話を聞かされた。

やっぱり波があって、そういう時が時々くる。

何かきっかけみたいのがあるのか、特に何もなくて体調とかによるのかはわからない。

今日の内容は前回とほぼ同じ。

母を施設に入れてマンションを売り払って妹と自分で山分けするという話。

前回とちょっと違うのは、今回は妹がそんなような事を言っていた、というところ。

前回は、近所の人と話をしていてちょっと耳にしたんだけどっとかなり無理のある設定だった。そのときは、誰かがそういう事を言ってるのなら直接聞きたいから、誰だか教えて欲しいと問いただしたら、誰とも言えず困った感じだった。

前回はそれで困ったので、今回は近所の人とは言わず、妹が画策しているということになったのかもしれない。前回の「人から聞いた」、「耳に入った」という話は作り話だったことがほぼ確定したので、そういう事を言っている人は存在しないのだろう。

結局、母の中には僕らが越してきた事で追い出されるのでは?という不信感がどこかにあるのかもしれない。母自身はまだまだしっかりしていて一人で大丈夫と思っているわけで、自分たちがなぜ越してきたか腑に落ちていないのだろう。一人で寂しいだろうから一緒に住んでくれている程度の認識。

これは仕方ない気がする。忘れっぽいし、同じ話を数分おきにするし、お金の管理も難しい。どんなに熱帯夜でも全ての窓に鍵をかけてエアコンも消して長袖のパジャマで寝る。1日中することもなく1人で薄暗い中でテレビをぼーっと眺めている。一人にしておけばどうなるかわからない状態だ。認知症の進行をなるべく進まないようにしたいし、1人で倒れて誰もいないということにしたくない。

でも、それを本人に説明しても分かるはずがないし、仮にその場で分かっても次の日には忘れる。

認知症が進むともっと激しくなるのかもしれない。そういう話はよく聞く。

想像だけど、本人も忘れっぽくなっている認識はあり(それは自覚できる普通の物忘れの範疇と思われる)、いろいろ理解できないことも増えてはきている。でも、一方でまだまだ大丈夫という気持ちもものすごく強い。そんな矛盾が頭の中でぐるぐる回って妄想(陰謀論的な?)に結びつくのかもと思ったりもする。

介護同居39日目

夜、風呂から上がってくると話があるからと呼ばれた。

話とは、

母を施設に入れて、マンションを売り払って妹と僕とで山分けにして、そのお金で家を買おうとしている、っという話を聞いたのだけどそのつもりなの?

っとなんともツッコミどころしかない話だった。

まず、そんなことは全然考えて無いことは伝えた。

その上で、その話を誰から聞いたのか?と聞いても、誰だったか覚えていないという。そもそも、母が普段話をする相手と僕は話をしたことがない。せいぜいすれ違う時の挨拶程度だ。まして、家のことなど誰とも話してない。無論、近所の人だけでなく誰とも。

もちろん妹ともそんな話をしたこともないし、考えたこともない。

そのように説明するのだが、母は、

じゃあ、なんでそんな話が私の耳に入るのかしらね?

っと何か含みのある言い方で、その誰かから言われた話のほうを信じてる様子。

そもそも、本当に誰かに言われたにしても、自分の子供より、近所の誰かが立ち話で話したことの方を信じる時点で、残念というか寂しいというか。。。

本当に誰かから言われたのか、はたまた母の想像が生み出した話なのか。結局のところはわからないまま。

万が一、本当にそんな話をしてくる人が近所にいるのなら、その人と会って話さねばと思う。一応、母にはその人が誰か分かったら教えてくれるように話して今回は終了。まあ、分かることは無いのだろうと思う。

 

介護同居34日目

間が空いてしまった。

最初の頃のように毎日事件が起きなくなったので、時々書く感じにしよう。

今朝は一悶着。

母が毎週行ってる高齢者向けの体操。そこで使う小さなウェイトが見つからなくて家中探し回っていた。

僕らが引っ越してくる前に、いろいろ片付けをやったので、それ以来勝手に片付けられるイメージが残ってる。そのために、無くなったものを探す時、自分の部屋より僕らの部屋とか、廊下の収納とかあり得ない場所を探し回る。

一番ありそうな自分の荷物や部屋は、そっちには無いからと探さない。

結局、見つからなかったのだが、どうも前回まで使っていたウェイトは借り物だったので、おそらく前回返却してきていたのだろう。というのも、体操に行く直前に、近所の人がウェイトを買って届けてくれた。たぶん、前回返却して、今度買ってきましょう、みたいになっていたのだろう。そうでないとタイミングが良すぎる。

でも、そのこと自体を本人が忘れてしまっているので探し回っていた。探し回っているときは、借りたのもだからと困った顔だったのだが、買って来てもらった物が手に入ると、借り物が・・・っていう部分も無くなった(言わなくなった)。

何が本当かは不明だが問題としては解決した。

介護同居26日目

朝から墓参りのため目黒まで。

現地で妹と合流して墓参りを済ませた。帰りに渋谷でランチしたあとに、夕食などの買い物をして帰宅。

父が元気だった時には2人でドライブによく行っていた。電車はほとんど乗らない。どこにいくにも車の人だった。なので、母も車で出かけるのは大好きで、今日はドライブもできて、墓参りもできて満足の一日だったろう。

妹もそのまま泊まりに来た。

妹が来ている間は母もテンションが高く、もう認知症なんて全然なさそうなくらいはっきりしている。(認知症の診断は受けていないので実際のところはわからない)

妹は、こちらに来ている間はほとんど母に付き合っているので(自分の部屋もないし他にやることもないので)、母からすると楽しく過ごせる相手になる。話し相手がいれば、かなりはっきりするので、妹はそういう状態の母しか見ていない。

普段、怪しい状態の時などはなるべく妹にも連携して様子を伝えているが、直接会っている時の母しか見ていない妹はどこまで理解できるか。。。

 

介護同居25日目

今日も通常モード。

新盆でもあり、翌日に墓参りの予定。

お寺までが遠いので墓参り自体がちょっとしたイベントだ。

母も翌日を控えてソワソワ気味。

出かける予定があると、そこに向けていろいろ考えるので良い効果がありそう。

 

介護同居24日目

今日はまた通常モード。

休日なので母に付き合う時間も長め。

予定している墓参りの日と台風の接近するタイミング。テレビを見ながら何度も同じ事を繰り返す。

私は週一でジョギングに行っているのだが、なぜかそのことは一発で覚えている。ほとんどの事はすぐに消えてしまうのに、たまに普通に覚える事もある。

必然的に脳の不思議について考えさせられる。